【ウルトラバカ酒飲み】酒代わりにメタノールを含む化学製品を飲んで死者多数 ロシア

検索すればみられると思いますが、昔「世界丸見えテレビ特捜部」で『ウルトラバカ酒飲み』というタイトルでロシアの番組が紹介されていました。

そこではロシア人がいかに酒好きかを紹介し、アフターシェーブローションを一気飲みする人、酒を自宅で製造する人、酒の飲みすぎでひと晩拘束される人など、アルコール依存症者の異常な酒の飲み方をおもしろおかしく取り上げていました。

今回のニュースはあの動画がロシアの真実であったことを示しており、『ウルトラバカ酒飲み』の映像は20年以上前のものだと思うんですが、今でもロシアでの酒の飲み方が当時と変わっていないことにも驚きました。

メディア記事

http://www.asahi.com/articles/ASJDM4T1BJDMUHBI00P.html

ロシア東シベリアにあるイルクーツク州で19日までに、スキンローション「バヤーリシュニク」の偽物を酒代わりに飲んだ57人が体調を崩し、うち48人が死亡した。インタファクス通信によると、年齢は35~50歳。多くは同じ地区の住民とみられ、日頃からこのローションを飲んでいた可能性がある。

http://www.excite.co.jp/News/world_g/20161220/Tbs_news_77099.html

ロシアのシベリア地方で、メチルアルコールが含まれている入浴剤を飲んだとして、これまでに少なくとも41人が死亡しました。
AP通信によりますと、ロシア東部イルクーツクで、有毒のメチルアルコールが含まれている入浴剤を飲んだとして、これまでに少なくとも41人が死亡しました。

このふたつの記事は、それぞれ場所と、問題になった製品が違います。

前者はスキンローションで、後者は入浴剤です。

ロシアと酒

http://osoroshian.com/archives/42595998.html

1985年の禁酒法後からサマゴンの消費量がどんどん増えていきます。

1年後の1986年にはウォッカとサマゴンの消費量は逆転、時が進むにつれて全体の消費量も近づいていきます。

そしてこれは密造酒の消費量なので、おそらく確認されているこのデータ以外にも沢山の密造酒が作られていたことが想像できます。

http://gigazine.net/news/20110224_beer_recognised_as_alcohol/

これまでロシアではビールは「酒類」ではなく「食品」という扱いだったため、低価格で、スピリッツやワインなどの酒類と違い深夜でも露店でも販売することができ、広告の規制も厳しくないというアドバンテージがあったのです。アルコール依存や未成年者の飲酒などの問題に取り組むロシア政府では、ビールを「酒類」に分類する新しい法案が2月22日火曜日に下院を通過し、国民がビールを「酒」と認識する時代が来ると期待されています。

↑こちらは2011年の話です。

https://wiki.chakuriki.net/index.php/ロシア人と酒

ソビエト末期にウォッカ減産キャンペーンをしたら、ソビエト崩壊の原動力に発展してしまった。

ゴルバチョフ政権が禁酒令を出したらかえってウォッカの消費量がうなぎのぼりに伸びた。ちなみに、この時期エカテリンブルグでゴルバチョフの政敵であるエリツィンらが音頭をとってウォッカの開発(密造)に成功し財を成している。

ロシアでは旧ソ連の頃から国民のアルコール依存度の高さを政府が問題視しており、流通量や価格をコントロールしているようです。

庶民は密造酒を作ったり、化学製品からアルコールを摂取することが常態化しているといいます。

今回問題になったメタノールの危険性

エタノールとメタノールは名前も似ていますし、同じアルコールなんですが、メタノールは猛毒です。

http://world-news.beauty-box.tokyo/entry/2016/03/11/120500

残念ながら純度の非常に高いメタノールは無色透明で、臭いもあまり強くないとのこと。

専門家いわくお酒に混ぜられたとすれば、色や味が変わることはほとんどないため、まず気付くことは難しとのこと。

奥さんの入れてくれたその焼酎の水割り、大丈夫ですか?

メタノールは30ml~100mlで致死量に至るとのことです。

それなりに酩酊する量ですが、酒飲みであれば一晩で軽く飲める量でもあります。

今年には夫の晩酌に燃料用のメタノールを混ぜて飲ませて殺したという話もありました。

http://www.sankei.com/west/news/160428/wst1604280003-n2.html

「夫が飲むと分かっていた酒に燃料用アルコールを混ぜました」

妻は県警の事情聴取に、意外にもあっさりと犯行を認めた。県警は9日、殺人未遂容疑で妻を逮捕。県警の発表によれば、男性はこの時点で、治療の施しようがない「全治不能の急性メタノール中毒」だった。そして翌10日、中毒が原因の多臓器不全で死亡した。

記事中、酒を飲んだ後、夫が数日間は何事もないように生活していたという記述があります。

メタノールは本当に危険です。

Twitterでは

ロシアでは今後、死者が多く出るような製品を販売した際の罰則を強化するように刑法を改正するそうですが、ふつうの酒しか飲まないようにさせることはできないんでしょうか。