クラウドソーシングは奴隷市場である

DeNAのキュレーションサイト問題は、ああだこうだとマスコミが問題を複雑化していますが、単純化すれば、搾取行為が犯罪的行為を呼んだという構図です。

つまり、「外部ライターへの法外に低い賃金」が引き起こした「深刻な著作権侵害」です。

記事の質が低いのも、法外に低い賃金が原因と考えれば、腑に落ちます。

たとえば2000文字の記事。
法令を遵守し、独自の情報を盛り込んで、一本400円で書いてくれと言われたらどうでしょう。

わたしなら自分の頭で2000文字の記事を書けと言われたら、調査の時間も含めて2時間はかかります。

そうすると、時給200円の仕事ですね。

いくらなんでも、と思うかもしれませんが、これ、ある程度成熟したブログを運営していたわたしの知り合いが、クラウドソーシングに登録した時に実際に持ち掛けられた金額なんだそうです。

またあるときには、「そちらのブログの宣伝をしてもいいから、無料で寄稿してもらえませんか」という相談もあったそうなw

友人はバカバカしくなってやめたそうですが、貧すれば鈍するで、こんな金額でも働かなくちゃ仕方ないと考える人、こんな金額で法令順守もへったくれもないだろう、という意識になる人がいたとしても、不思議ではありません。

また、そういった奴隷市場を助長する受け皿になっていたクラウドソーシング大手にも、責任の一端があると思います。

要するに大手側からすれば、正規の賃金払ってたら成立しないあくどい商売であり、質が低くて当たり前、隠れて外部ライターが著作権侵害してようが知ったこっちゃない、いずれどこかで破綻するけど、儲けられるうちに儲けてやれ、というチキンレースだったのです。

メディア記事

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1612/09/news054_2.html

プロ野球「横浜DeNAベイスターズ」の親会社でもあり、ゲームを中心に消費者に身近な世界でビジネスをしている同社にとって、ブランドや信用が失墜したことのダメージは少なからぬものがある。また、メディアを運営する企業としては過去最大規模の著作権侵害の事案に発展する懸念も指摘され、訴訟リスクものしかかる。

http://fukaihanashi.hatenablog.com/entry/2016/02/29/143927

20万円以上を稼いでるのは80万人中たったの111人(全体の0.0138%)。予想を遥かに下回る数字だ。

https://www.bengo4.com/c_5/c_1098/c_1638/b_350458/

Twitterでは

いろいろ騒いでても、匿名性のあるメディアというネットの特性上、結局ある程度は「清濁併せ呑む」という世界だと思います。今のところは。