危機的状況のベネズエラ 反政府デモにも参加できないほどの貧困層の飢餓 ”生き延びるのに精いっぱい”

南米ベネズエラで、ニコラス・マドゥロ大統領の独裁に反対する反政府デモが繰り広げられている、ということでニュースになっています。

しかし国内の貧困層では飢餓が深刻化しており、空腹のあまりデモにすら参加できない状況も伝えられています。

ベネズエラでは現在、多くの国民が貧困にあえいでおり、政治も独裁化。治安も悪化しています。

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ベネズエラ貧困層、空腹で反政府デモできず

http://jp.wsj.com/articles/SB12127963227621213962804583098173598103786

首都カラカスや他の主要都市の周辺に広がるスラムの住民の多くは、経済危機や食料不足に憤っている。だがベネズエラの政治不安はおおむね中間層の住む地域に限定されたままだ。独裁色を強める政府の退陣を狙う野党が苦戦している様子がうかがえる。

「私には飢えしかない。人がデモしようとしまいと関係ない」。国内第2の都市マラカイボのスラムで労働者のアルフォンソ・モレロさんはこう話した。「昨日から胃袋が空っぽなのに抗議する力がどこから出るというのか」

アナリストらは、スラムの住民が決起するまでマドゥロ氏が居座る公算が大きいと話す。

ベネズエラのスラムに関する著作のあるニューヨーク大学のアレハンドロ・ベラスコ教授(歴史学)は「貧困層の不満が野党に吸い上げられていない」と述べた。

3週間の混乱で、デモ参加者7人が死亡し、数百人が収監された。政府はヘリコプターから催涙ガスをまくなどしてデモ鎮静を図った。加勢した政府寄りのギャングには武器やこん棒を持つ者も多かった。

だがカラカスや他地域のスラムでは多くの住民が、デモの様子はよくわからず、生き延びるのに精いっぱいで政権交代のことを考える余裕はないと話す。国内の有力大学3校の調査によると、国民の5人に4人以上は必需品を買うだけの稼ぎがないと述べている。

ベネズエラで連日の反政府デモ、大統領の退陣求め流血の事態に

http://www.huffingtonpost.jp/2017/04/21/venezuela_n_16138566.html

深刻な経済危機や人道的危機に陥る中、マドゥロ政権の方針に対する不満はこれまで以上に高まっている。

国際通貨基金(IMF)の予想によると、石油価格の下落や経済政策の失敗が原因で起きたベネズエラの危機は、少なくとも2019年まで続くと言われている。経済の縮小により、ベネズエラは貧困や致命的な物資不足に陥った。

現在、失業率は上がり、賃金は大幅に下落している。国中のスーパーでは、日常的な食料品が不足している。病院は、医薬品や基本的な医療機器すらない状態で運営されている。

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