天皇譲位問題における産経新聞の論調と、小林よしのり氏の意見

天皇譲位問題で、民進党の質問が踏み込んだものとなっており、産経新聞がこれを「政争の具になりかねない」と牽制するような対応をしていることについて、小林よしのり氏が自身のブログで「天皇の議論をタブー視するな!」と述べています。

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メディア記事

譲位問題と民進党

民進・細野豪志代表代行、陛下の「人権」まで安倍首相に質問 衆院予算委

http://www.sankei.com/politics/news/170126/plt1701260036-n1.html

 天皇陛下の譲位をめぐる議論が今国会の主要テーマとして熱を帯びてきた。26日の衆院予算委員会では、民進党の細野豪志代表代行と山尾志桜里前政調会長が譲位問題を取り上げ、安倍晋三首相にただした。野党の質問には、政府が描く「一代限りの特例法」を封じようという意図もちらつき、議論は早くも「政争の具」の様相を見せ始めている。

細野議員は安倍首相に対し以下の質問をしており、

 細野氏「天皇陛下を含めた皇室の皆さんの人権をどう考えるのか」

首相「一般の国民とは異なる一定の制約があるものと理解をしている」

細野氏「天皇陛下は『国民』ではないということか」

首相「例えば、天皇陛下はパスポートを持っておられない。一般の国民とは異なる一定の制約があるご存在ということだ」

応酬の末、細野氏は「『陛下の人権をできる限り尊重していく』という言葉は残念ながら出なかった」と嘆いてみせた。

として記事では細野議員の対応をパフォーマンスであるかのようにたとえています。

細野議員はハフィントンポストにおいて、自身の譲位に対する考え方を述べています。

譲位を皇室典範に位置づけ、女性宮家を創設すべし。

http://www.huffingtonpost.jp/goshi-hosono/women_emperor_b_13345364.html

私は、摂政も、一代限りの特別立法も、陛下が積み上げてこられた「国民に寄り添う天皇像」を否定するものだと考える。東日本大震災に見られたように、国民の中で、そうした天皇像が定着していることを考えても、摂政や一代限りの特別立法は認めがたい。

と自身の考え方を述べ、

皇室典範を改正して、生前退位を明確に位置付けるべきだ。譲位は明治以前の日本の伝統だ。保守派を自認する人たちがなぜ、それを否定するのか。

とし、保守派が退位を一代限りとすることを疑問視。

保守政党を自認する自民党がこの問題に正面から向き合わないのは、なぜか。皇統を守るために発言する議員はいないのか。どうしても理解できない。

と述べています。

再度産経新聞に戻りますが、衆院予算委員会における細野議員の議論が産経抄でも取り上げられています。

譲位めぐる民進党幹部らの物言いが、どうにも気になる 1月28日

http://www.sankei.com/column/news/170128/clm1701280003-n1.html

記事では、民進党が譲位問題において、”他者の心を推し量る「忖度」という言葉を多用し、政府はそれをしていないと攻撃する。”と述べたうえで、”まるで、玉座に近しいのはわれらの方だと言わんばかりだ”と批判。

国家の基本にかかわる譲位は、決して政争の具にしてはならない。天皇の権威を奪い合い、一方が「官軍」、他方が「賊軍」となるような事態を招いてはならない。

と指摘し、民進党の動きを牽制しています。

それに対して小林よしのり氏は

天皇の議論をタブー視するな!

http://yoshinori-kobayashi.com/12281/

産経新聞は安倍ポチなので、オウム返しに「政争の具に
するな」を繰り返してオープンな議論を封じようとする。 

オープンな議論を一番恐がっているのは男系固執派である。
「国民の天皇」にしたくないのだ。 

と述べ、さらに

石破茂氏だけが「一部の人間でクローズで議論することが
『静かな議論』だとは思わない」と苦言を呈している。

と自民党内で唯一石破茂氏だけが、閉鎖的な議論に苦言を呈していると指摘。

天皇をタブー視することは戦前回帰の危険な兆候だと述べ、オープンに議論することを求めています。


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