安倍総理真珠湾を訪問し所感 「不戦の誓い」と「和解」をキーワードに

安倍首相は26日真珠湾を訪問し、27日にオバマ大統領とともに75年前の真珠湾攻撃の犠牲者を追悼しました。

メディア記事

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20161228-OYT1T50008.html?from=ytop_main2

 首相はこの後の演説で、不戦の誓いを強調した上で、戦後の強固な日米同盟を築いたのは「和解の力」だと訴えた。

 日米の両首脳が慰霊のためにそろって真珠湾を訪れたのは初めて。

読売新聞は、「戦後の強固な日米同盟」に焦点を当てています。


http://mainichi.jp/articles/20161228/k00/00e/030/227000c

首相は不戦の誓いを表明し、敵国から緊密な同盟国への発展を可能とした「和解の力」の意義を強調した。

毎日新聞は、「敵国から緊密な同盟国への発展」という言葉を用いてます。


http://www.asahi.com/articles/ASJDW7FQ2JDWUTFK01J.html?iref=comtop_8_02

朝日新聞は、首相に”「戦後を終える」ことへのこだわり”があるとし、寛容と和解を前面に出すことで未来志向の姿勢を強調しているとしています。

 昨年8月に発表した戦後70年の安倍談話でも、戦後50年の村山談話などに盛り込まれた「植民地支配」「侵略」「痛切な反省」「心からのおわび」といった文言を使ったが、今回の演説では、これまでに言及した歴史認識をめぐるキーワードはいずれも盛り込まなかった。

と、歴史の反省に踏み込まなかったことを取り上げています。


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161228/k10010822391000.html?utm_int=news_contents_news-main_001

NHKニュースでは、

不戦の誓いを堅持していく決意を表明したうえで、日米の和解の意義を強調し、世界の平和と安定にアメリカと協力して取り組んでいく考えを示しました。

とし、当時の兵士たちの感想も紹介。「謝罪の必要はない」というメッセージを取り上げています。

旧日本軍の捕虜となった元アメリカ兵の家族などで作る団体の感想も取り上げており、”謝罪しなかったことで失望し、憤りを感じる退役軍人もいるかもしれないが、安倍総理大臣が真珠湾を訪れたことが非常に重要だ”というメッセージを取り上げています。


http://www.sankei.com/politics/news/161228/plt1612280010-n1.html

産経新聞では、首相は演説で”戦争の惨禍を二度と繰り返してはならないとの「不動の方針」を強調した”とし、

 その上で、真珠湾攻撃に参加して戦死した日本海軍士官の勇気をたたえ米軍が墜落現場に記念碑を建てたように、日本の戦後復興と国際社会への復帰を支援した米国民の「寛容の心」に「心からの感謝を申し上げる」と述べた。

また、さらにこう続けています。

「憎悪が憎悪を招く連鎖はなくなろうとしない。寛容の心、和解の力を世界はいまこそ必要としている」とも指摘。寛容の大切さと和解の力を訴えていかなければいけないからこそ「日米同盟は『希望の同盟』なのだ」と説明した。


ところで今回の件、ハンギョレ新聞ではこのように取り上げています。

http://japan.hani.co.kr/arti/international/26071.html

この記事ではまず”安倍の和解…真珠湾「自殺攻撃者」記念碑を訪問”という見出しをつけ、

安倍首相は墓地を訪れ献花し、短い黙祷を捧げた。

と述べています。

そこから飯田記念碑の由来について”自殺攻撃”という言葉を複数回用いて説明し、アリゾナ記念館についても独自の視点から具体的に説明しています。

そのうえで、今回の和解の件について、

日本の「非人道的な」自殺攻撃が、的外れにも米日和解の象徴になったということだ。

と述べ、最後に、

安倍首相はこの席で二度と戦争の惨禍を繰り返してはならないという「不戦の決意」とともに米日和解の意味を強調する予定だ。しかし、日本のメディアは安倍首相が反省の意味は伝えるが謝罪はしないだろうと見通している。

と、謝罪がない見通しを取り上げて、記事を締めくくっています。

安倍昭恵首相夫人も8月22日に真珠湾を訪問している

現代ビジネスでは、真珠湾を訪問した安倍昭恵首相夫人のインタビューを掲載しています。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49517

昭恵夫人はアリゾナ記念館を訪問して”想像していた以上に、アメリカが冷静に歴史を振り返っている”と印象を語り、もっと怒りが強調された施設だったと思っていたと述べました。

ところが、展示物を見ると、日本には日本の経済的な事情、国際社会の中での苦しみがあった、というような説明書きが随所にありました。『リメンバー・パールハーバー』という言葉が、怒りや憎しみの代名詞ではないと気づくとともに、アメリカが成熟した民主主義の国であり、そして日本とアメリカがそうした歴史を踏まえたうえで成熟した関係を築いている、ということをあらためて実感しました。

安倍首相の真珠湾訪問はこの時点ではにおわせる程度にとどめており、その後の政治的な問題については、権力者が理想ばかりを語っていられない点についても述べ、

『平和、平和』と口にしても、国際政治では必ず利害が衝突してしまいますから。

と指摘。

そのうえで、

だからこそ、私は理想を語るのです。平和な世界を築くためには、力なき人たちの横のつながりを強くしていくことが大事だと思っています。それは、女性や子ども、そして貧困に苦しむ人たちだったり、少数民族だったり、LGBTの人たちだったり、障害を持った方々だったり…。そうした人たちに会い、苦しみについて聞き、解決の手段を考え、同じように苦しんでいる人たちが手を取りあうきっかけをつくる。それが、私の役割だと思っています」

と、首相夫人としての役割について語っています。

Twitterでは

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