柔軟剤の匂いが「毒ガスの苦しみ」? 化学物質過敏症とは?

柔軟剤の匂いなど、化学物質にさらされることで生じる「化学物質過敏症(CS)」。

大阪市の「ふくずみアレルギー科」吹角院長によって、「おおげさと思われがちだが、患者にとっては毒ガスのように苦しい」と指摘されています。

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メディア記事

他人の服に残る柔軟剤は「毒ガスの苦しみ」 理解されない化学物質過敏症の患者

http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/170221/lif17022108000001-n1.html
化学物質過敏症症状

〈引用元〉http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/170221/lif17022108000001-n1.html

  •  汗の臭い対策などとして強い芳香や消臭効果のある洗剤や柔軟剤などの需要が高まる陰で、苦しんでいる人たちがいる。「化学物質過敏症(CS)」の患者たちだ。他人の衣服に残る柔軟剤などの化学物質が、めまいや頭痛などを引き起こすため、飲食店に入ることもためらわれ、会社や学校に行くのが困難になるケースもある。CSは暮らしの中にある化学物質によって発症する身近な疾病にもかかわらず認知度が低く、患者は周囲の無理解にも苦しんでいる。

  •  同クリニックの吹角(ふくずみ)●(=隆の生の上に一)之院長は全国で数少ないCS専門医で、北海道から沖縄まで全国各地から患者が訪れる。近年は柔軟剤などに悩まされる患者が増え、「おおげさと思われがちだが、患者にとっては毒ガスのように苦しい」と訴える。

  • スギにアレルギー反応を示して花粉症になった患者がマツにもブタクサにも反応するようになるのと同様、発症原因となった化学物質に限らず、ごく微量のさまざまな化学物質に拒否反応を示すようになることが多い。

  •  症状は頭痛や倦怠感(けんたいかん)、不眠など多様で、これといった特徴はない。患者は「仕事の疲れ」と考えて病院に行かなかったり、受診しても検査に異常が出にくいため、心身症や、女性の場合は更年期障害と診断されたりすることが多い。

  •  吹角院長は「かなりの患者が見落とされているが、日本人の10人に1人はいる」と推測する。

  •  さらに生活の上で欠かせないのが、職場や学校などでの周囲の協力だ。しかし、CSへの理解がなく、患者が柔軟剤や芳香剤の使用をやめてもらうよう求めても「個人のわがままだ」と一蹴されることが多く、退職や不登校に追い込まれるケースもある。


化学物質過敏症

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%96%E5%AD%A6%E7%89%A9%E8%B3%AA%E9%81%8E%E6%95%8F%E7%97%87
  • 化学物質過敏症(かがくぶっしつかびんしょう)は、非常に微量の薬物や化学物質(主に揮発性有機化合物)の曝露によって健康被害が引き起こされるとする疾病概念。人体の薬物や化学物質に対する許容量を一定以上超えると引き起こされるとされており、個人差が大きいといわれる。化学物質の摂取許容量と同様に、発症原因および症状、その進行・回復速度や度合いも多種多様であるといわれる。

  • 化学物質過敏症は、薬物中毒、アレルギーとは異なる概念の疾患であるとされる。

    シックハウス症候群と混同されることがある。こちらは単一の疾病を示す用語ではなく、住宅に由来する様々な健康傷害の総称とされるため、両者は異なった概念であると考えられる。化学物質としての住宅内の揮発性有機化合物 (VOC) は、シックハウスの原因としては一部である。

    環境省が1997年度より研究班を設置して、二重盲検法による疫学調査を行っており、2004年の報告[4]では、原因化学物質の一つとされている微量ホルムアルデヒドの暴露と症状の間に関連は見られないという結果が出ている。この事から、いわゆる化学物質過敏症の症例には、化学物質以外(ダニ、カビ、心因等)の原因によるものが含まれると考察されているが、動物実験の結果から、微量の化学物質の曝露による未解明の病態の存在を否定できず、なお研究が必要であるとしている。


以前には「化学物質アレルギー」という名前だったと思いますが、特にたばこの煙で体調が悪くなるという指摘がありました。

それが今や「化学物質過敏症」ということで柔軟剤の匂いなども指摘されるようになりました。

まだはっきりと解明されていない点もありますが、潜在的に日本人の10人に1人が患者であるということで、今後症状の解明が進むのと並行して、花粉症などと同じように社会的に大きく取り沙汰されていくことと思います。

今化学物質過敏症に対して無自覚な方も、周囲への配慮とともに、自分自身の発症を抑えるためにも、化学物質を控えることを検討してみてはいかがでしょうか。


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