湯シャンを人に勧めるのはやめたほうがいい

湯シャンといって、シャンプーを使わずお湯で頭を洗うだけで汚れが落ちて匂いも気にならない、という説があります。

これを勧めたのはタモリ、という話もありますが、この話には「体質による」という前置きをつけたほうがいいように思えます。

http://alfalfalfa.com/articles/171526.html

人間の体は千差万別で、体臭があまりない人もいれば、強い体臭をもつ人もいます。

これらは体の分泌物の問題でして、体質の問題もあれば、食べているものの問題もあります。

ふだんから体質的に分泌物が湯に溶けやすく、体臭もないのであればいいんでしょうけど、別にシャンプー使っててもいいじゃない、とわたしは思ってますw

そもそもシャンプーは体に悪いのか

まず疑問なのは、シャンプーを使うことは悪いことなのか? という点です。

調べてみると、市販のシャンプーに含まれる界面活性剤のラウリル硫酸塩が、皮膚のたんぱく質を変性させて体に悪いといいます。

で、このラウリル硫酸塩は、歯磨き粉にも含まれているそうでして。

http://hs-suzuki.net/shampoo/

発泡剤(ラウリル硫酸塩)は、蛋白質変性作用と言って、微量ですが皮膚の表面を焼いてしまいます。これが頭のかゆみの主な原因になっています。

合成界面活性剤の持つ浸透力は強力で、しかも本来皮膚から入り込まない物質(アレルギー,接触刺激,皮膚毒性,発ガン性のおそれのあるものなど)でも入 り込みやすくしているといわれています。皮膚を通して内蔵(特に肝臓)にまで障害を 引き起こす可能性は十分にあります。

http://shisyubyo-kai.com/hamigakiko-sls/

ラウリル硫酸ナトリウムの毒性についてですが、日本で古くから賛否両論あるようです。
海外では若年層への使用を禁止しているところもあるとか。

日本で言われる毒性として発がん性があります。
シャンプーに含まれていることから問題になりやすい理由として頭皮からの吸収があります。

長期的に使用をすると発がんリスクが高まるというものですね。
しかし、これに関しては1970年に厚生省(厚生労働省の前身)が否定しており公式的には発がん性がないことになっています。
(海外で使用を制限している国のひとつがアメリカなのですが、米国化粧品工業会も発ガン性を否定しているとのこと)

「シャンプー 危険」で調べれば、この手の危険を訴える記事はいくらでもあるんですが、これ以上は省略します。

わたしはこういった危険を訴える記事に対して反論したい。

日本では戦後、粗悪な洗剤や危険な食品など、山ほどある時代を生き残り、世界的にもトップクラスの高齢社会を形成しているわけですが、ではシャンプーや歯磨き粉は長期間にわたって、どれだけの人を殺してきたのでしょうか?

現在に至って、日本ではほとんどの人がシャンプーや歯磨き粉を使っているはずですが、そうなるともしラウリル硫酸塩が害悪だったとすれば、日本人全体における疫学的データとして顕著な悪影響がみられ、原因物質として特定され、使用が禁止されるはずです。

こういった問題に対しては、毒物に対する「安全係数」について調べれば、毒だ体に悪いと騒ぐ人の問題が見えてくると思います。

http://d.hatena.ne.jp/nekoluna/20100317/p1

シャンプーや化粧品の全成分を表示を見て、どの成分は安全だとかどの成分が危険だとか、そんなこと書いてるブログやサイトや本がたくさんありますよね。でも、ほとんど意味はありません。

だって、彼らは量的概念がすっかり欠落しているから。パラケルススが言ったように「毒かどうかは用量による」のですが、彼らは用量を考慮していません。

逆に、湯シャンはどれだけ体にいいのか

実は湯シャンでも何の問題もない、という人がいる一方で、頭のかゆみや、抜け毛を訴えている人もいます。

http://usuge-shampoo-jyoseiyou.com/yusyan.html

湯シャンをしている人をネットで探した所、男性の実施者が多く女性はかなり少数派でした。数少ない女性の実施者の中に見られた声「髪がサラサラになった」「最初はフケが出たけど今は平気」「家族にも頭は臭くないと言われる。」などを参考に、自分でも挑戦しました。

  • 初回に湯シャンをした次の日にはもう頭が痒い!(笑)フケもいつもよりも出ます。
  • お風呂で洗髪中、髪が絡んでギシギシ。抜け毛が増えて泣きたくなる。
  • ドライヤーで乾かそうも髪が束になって乾きづらい。
  • 乾かした後もブラシが通らないほど粘っこい

湯シャンで問題なかった人がでかい声で体にいいと叫んでるだけで、数日試してさっぱりダメだった人は、何も言わずにシャンプーを使い続けている、という構図なのではないかとわたしは思っています。

こういうとき、ダメだった側が声を大にして、意味がないと叫ぶことはほとんどないでしょう。

なぜなら、自分の体が洗剤を使って洗わないと匂いの残る体質だ、と公表するのは嫌なことですから。

実は、わたしの身内(男)でもひとり、タモリや福山雅治の発言に影響を受けて、体を洗わずにお湯で体を洗うだけ、というのを一か月ほど続けたのがいました。

本人は気づいてないみたいなんですが、しばらくするとかなり野蛮な体臭がするようになり、肩にはふけがぼろぼろ、彼が入浴した後の風呂がくさくてくさくて、家族で辟易するという事態に。

とうとう「くさいし汚い」と本人の面前で言わなければならなくなってしまいました。

指摘された本人は「会社でもみんなわかってて言わなかったのか」と気の毒なくらい落ち込んで、それ以来ふつうに石鹸で体を洗うようになり、においは気にならなくなりました。

指摘しなければならない側も気を遣うので、個人的には正直湯シャンが体にいいことのように喧伝するのはやめていただきたいと思ってます。

あと話のついでに、歯磨き粉の害悪を聞かされた友人が、歯磨き粉を使わずに歯を磨くことを2~3年続けたらしいんですが、ある日、一本の奥歯が崩壊するようにもろもろ欠けて、歯医者に行ったら神経を抜くことになり、さらになんと進行した虫歯が6つもあったというので、慌ててまた歯磨き粉を使うようになったそうです。

歯磨き粉も、使った方が歯は長持ちするとわたしは思ってます。

Twitterで湯シャン全面肯定以外のつぶやきを抜粋

ナチュラル志向もけっこうですけど、ひとつ間違えばミスリードにしかならないことに気を付けてもらいたいものです。

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