神事用の大麻栽培認められず 「薬物乱用者にとって、ケシも覚醒剤も、大麻も一緒」

伊勢麻振興協会が昨年11月28日、「日本の伝統文化を守る」ためとして、栽培の免許を申請した件で、三重県は盗難防止策が不十分であることと、栽培量の記載がないなどの点から、許可しない方針を決めたということでニュースになっています。

メディア記事

http://mainichi.jp/articles/20170106/k00/00e/040/255000c

記事によると、”神事用大麻は中国産が主流となっている”ということで、これまでに栽培が許可された例はないそうです。


http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2017010602000069.html

中日新聞によると、

 協会によると、国内の神具用大麻の生産農家は十数軒しかなく、存続が危ぶまれているという。申請は初めてで「全国の神社の総本山である伊勢神宮がある伊勢から、麻の大切さを発信しようと考えた」と訴え、幻覚作用の少ない品種を人里離れた休耕地で栽培して、厳重に管理すると説明していた。

ということですが、去年、長野県や鳥取県で大麻所持で大量の逮捕者が出たことをうけ、盗難による流出を懸念し、不許可にしたと述べています。


http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017010690090452.html

さらに中日新聞では、”薬物まん延につながる危険の芽を少しでも摘もうという行政側の意図”を紹介。

大麻栽培はの許可件数は全国で、”1954年の3万7千件をピークに、2014年現在で33件に減っている。”とし、去年起きた大麻による問題について説明。

今回の神事用大麻栽培の申請について、”厚労省の助言を受けながら慎重に判断した”と述べています。

県幹部は「薬物乱用者にとって、ケシも覚醒剤も、大麻も一緒。世相を考慮しながら判断する必要があった」と振り返る。

Twitterでは

神事に使うものという正当性の面から栽培不許可を憂う声も多いものの、大麻の正当性を主張する人たちが去年、現状非合法であるという状況をわきまえず、次々に自身の快楽のために大麻を使用していたということを考えると、慎重にならざるをえなかった行政の態度も理解できます。