福島放射線被ばくによる甲状腺がん 初の労災認定 

1992年から2012年まで放射線業務に従事し、11年3月から12年4月まで第1原発で計器の確認作業などを担当した運転員の甲状腺がんが、労災認定されました。

福島第1原発の事故による被ばくでの労災認定は3例目ということで、甲状腺がんの労災認定は初とのことです。

メディア記事

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161216/k10010809511000.html

今回、厚生労働省は甲状腺がんについても労災認定の目安を初めて示し、被ばくの量が100ミリシーベルト以上や発症までの期間が5年以上であることなどを挙げています。

http://www.sankei.com/affairs/news/161216/afr1612160013-n1.html

福島原発事故に絡み、作業後にがんになり労災を申請した人は今回を含めて11人おり、すでに白血病の2人が労災認定されている。白血病については認定の基準があるが、甲状腺がんについては基準がないため、専門家が15日、論文などを参考に認定の目安を検討。厚労省は「医学的な因果関係の証明はできていないが、専門家から示された目安を総合的に勘案し、労災を認めた」としている。

厚労省は放射線業務従事者に対して胃がん・食道がん・結腸がんの労災補償の考え方を示しています。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002koo1.html
<当面の労災補償の考え方>

1 放射線業務従事者に発症した胃がん・食道がん・結腸がんの労災補償に当たっては、当面、検討会報告書に基づき、以下の3項目を総合的に判断する。
(1)被ばく線量
胃がん・食道がん・結腸がんは、被ばく線量が100mSv以上から放射線被ばくとがん発症との関連がうかがわれ、被ばく線量の増加とともに、がん発症との関連が強まること。
(2)潜伏期間
放射線被ばくからがん発症までの期間が、少なくとも5年以上であること。
(3)リスクファクター
放射線被ばく以外の要因についても考慮する必要があること。

2 判断に当たっては、上記検討会で個別事案ごとに検討する。

Twitterでは

Twitterでは、これから労災申請が増えるだろうという声、運転員の苦労を思いやる声など、さまざまでした。

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