米ユナイテッド航空便問題 暴力的な排除とムニョスCEOの乗員擁護が炎上の原因に 排除された男性は医師のデービッド・ダオさん

このオーバーブッキングの問題ですが、非常にショッキングで暴力的な排除が行われたにもかかわらず、当初ムニョスCEOは社内文書で乗員の対応を称賛していたそうです。

さらに、実は乗客によるオーバーブッキングが起こっていたわけではなく、ユナイテッド航空の社内の事情で、乗員を4人乗せるために、4人の乗客に降りてもらう必要性が生じたとのことです。

一部では、排除された男性がアジア人であることから、人種差別であるという見方もなされており、CEOの姿勢も含めて、ネットでは感情的な意見が多くみられました。

ウォールストリートジャーナルの記事によると、オーバーブッキングが発生した場合について、以下のように述べています。

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オーバーブッキングで搭乗拒否されないために

乗客としての権利

航空機内は、安全上の理由から「独裁的」だ。乗客は連邦法で、乗務員の指示に従うことを義務付けられている。これは重要だ。とりわけ飛行中は、もめ事によって乗務員の注意が散漫になったり、口論に発展したりする。それがケガや目的地変更、さらには逮捕にもつながりかねない。

乗務員は離陸前に指示に従わない利用者にとりわけ敏感であり、そうした利用者を簡単に降機させることができる。利用者からは、航空会社側がこの権限を乱用し、ごく小さなトラブルで飛行機から降ろされたという苦情が多く聞かれる。結局のところ、利用者が乗務員から降りろと言われた場合、連邦法はそれに従うことを義務付けている。

顧客としての権利

航空券はそもそも、航空会社が利用者をある都市から別の都市に運ぶという契約だ。実際、利用者は特定の便あるいは特定の座席を購入したわけではないので、航空会社はそれら全てを変更できる。航空会社が乗客に予約とは別の便を使わせた場合は補償の対象になるが、それも特定の状況に限られる。

オーバーブッキングが発生した場合

航空会社は自発的に席をあきらめてもらうよう、利用者にバウチャーを提示することが義務付けられている。航空会社は乗客の搭乗を拒否した場合、この乗客を次に「利用可能な」便に搭乗させなければならない。宿泊代を負担する必要もある。問題は、「利用可能な」という部分だ。例えば予約が3日先まで埋まっている場合、乗客は長い間待たなくてはならなくなる。

現金かバウチャーか

航空会社は、非自発的に予約が取り消しになった補償対象者に現金を支払うよう義務付けられている。中には、バウチャーで支払おうとする航空会社もあるかもしれないが、バウチャーには制限や期限がある可能性がある。だが、こんな場合でも、顧客は現金を要求できる。

プレミアム座席料金や預け入れ荷物料金など、受けなかったサービスについては返金が義務付けられている。

つまり、”利用者が乗務員から降りろと言われた場合、連邦法はそれに従うことを義務付けている。”というわけで、今回の強制的な排除そのものに問題はない、という点には注意が必要です。

ただ、こういった暴力的な排除が人道的に「正しい」のかどうかは、まったく別の話だという点で議論が沸き起こっているわけで、引用部にもありますが、今回のケースに関わらず、航空会社側がごく小さなトラブルで利用者を降機させるなど、権限を乱用しているという問題は以前から指摘されているようです。

CNNの記事によると、動画で引きずり降ろされている男性は、デービッド・ダオさんという医師ということです。

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