米国がTPPから永久離脱 今後は2国間の自由貿易協定へ 日本はどう動く?

トランプ氏がTPPから永久に離脱するとした大統領令に署名したことでニュースになっています。

メディア記事

http://www.sankei.com/economy/news/170124/ecn1701240004-n1.html

 TPPは参加する日米など12カ国のうち、国内総生産(GDP)総額の85%を占める6カ国以上の批准で発効する。しかし経済規模が大きい米国の離脱により、TPPの発効は不可能になった。


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170124/k10010850741000.html?utm_int=news_contents_news-main_004

アメリカのTPP離脱に関して、日本の閣僚のコメントを取り上げています。

どれもTPPの発効をあきらめていない、というコメントで、表向きは駄々をこねる子供のようなものにもみえますが、実際には今後TPPという名前ではなく、自由貿易に視点を移して、アメリカに働きかけていく姿勢にシフトしているようです。


http://www.asahi.com/articles/ASK1S3JKYK1SULFA00D.html?iref=comtop_latestnews_04

記事では麻生財務相のコメントを取り上げています。

一方で、「米国以外の各国とも積極的に自由貿易をやっていく」と強調。「TPPという名前が(今後)どうなるのか知らないが」とも述べ、現在のTPPの枠組みに何らかの変化が生じる可能性にも言及した。


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http://mainichi.jp/articles/20170124/k00/00e/020/197000c

 トランプ氏は署名後、労働組合幹部との会合で「TPPは正しい方法ではなかった」「(雇用や企業を)国外に流出させる、ばかげた貿易協定はやめる」と述べ、TPPが米国に利益をもたらさない協定だったと重ねて批判した。


http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM24H1X_U7A120C1MM0000/?dg=1&nf=1

 23日に記者会見したスパイサー大統領報道官は「米国はTPPから離脱し、アジア太平洋との貿易協定は2国間交渉に軸足を移す」と明言。日本にも2国間の自由貿易協定(FTA)交渉を求める可能性がある。米国の対日貿易赤字は年700億ドルと、中国、ドイツに次いで大きい。米国はTPPからの離脱で日本の農畜産品の関税引き下げを実現できなくなり、食肉団体などには代替措置として日米FTAを求める声も強まっている。

ただ、日本は対米FTAに慎重な姿勢を崩していない。米国と2国間交渉に入れば、TPPで合意した関税引き下げ率を上回る譲歩を求められる可能性が高い。TPPのような大型の貿易協定と異なり、独自経済圏を広げる中国へのけん制という目的も達せない。

TPPではなく、2国間による自由貿易協定によって交渉を進めていくとしているアメリカですが、難しい交渉となることを示唆しています。

Twitterでは


アメリカのTPP離脱が決まったのにも関わらず日本の閣僚がTPPに執着し続けている、というようにミスリードしているツイートが多く見受けられました。

実際にはもう閣僚の軸足は2国間による自由貿易協定に向いています。

「TPPの重要性を今後も訴える」というのは、単純にTPPに固執しているのではなく、今後TPPを自由貿易と置き換えて、これまでの方向性からFTAへと折り合いをつけていく動き、と考えるのが自然です。

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