金正男氏殺害事件、北朝鮮側は正男氏ではない「キム・チョル」が心臓発作で死亡したと主張 北朝鮮関与の立証は困難か

マレーシアを訪問している北朝鮮のリ・ドンイル元国連次席大使が北朝鮮大使館前で記者会見を行い、「死亡した男性の死因は心臓発作だった」と述べました。

死亡した男性は金正男氏ではなく、北朝鮮籍の「キム・チョル」であると主張。心臓病を抱えており、薬なしでは旅行することもできなかったと述べています。

またVXガスの使用についても根拠がないとし、韓国の政治的陰謀があると主張したうえで、遺体の引き渡しを求めています。

またそんな中、マレーシア当局は、金正男氏殺害事件で身柄が拘束された唯一の北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル容疑者を国外退去処分にする見通しです。

マレーシアのモハメド・アパンディ・アリ検事総長によると、「証拠が不十分」であるとともに、「有効な旅行許可書を持っていない不法滞在のため北朝鮮に追放する」ということです。

これによって北朝鮮は自国容疑者が一人も捕まらない状況となり、今回の事件に北朝鮮が関与したことを立証するのは難しくなる見通しです。

北朝鮮容疑者、国外退去処分開始

http://www.sankei.com/world/news/170303/wor1703030019-n1.html

 リ容疑者は、所有する車で、手配中の北朝鮮国籍の容疑者を現場の空港に送った疑いなどが持たれ、2月17日、首都クアラルンプールの自宅マンションに家族でいるところを拘束された。しかし、一貫して無罪を主張し、「車は紛失した」などと供述。実行犯の女2被告からも関連を裏付ける供述を得られなかったもようだ。

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