麻酔科医が手術中に医療用麻薬を抜き取り自分の腕に打つ 「過去に20回くらい抜き取った」 不正所持容疑で逮捕 埼玉県行田市

モルヒネの100–200倍の効果を持つと言われるフェンタニルを含む麻酔薬を、患者の手術中に抜き取り自分の腕に打っていたことが発覚。

埼玉県警が20日、麻薬取締法違反(所持)の疑いで群馬県太田市の医師、楢原創容疑者(36)を逮捕したということでニュースになっています。

メディア記事

医療用麻薬を不正所持容疑 麻酔科医を逮捕 手術中に自分に投与か

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170220/k10010883081000.html
  • 警察の調べによりますと、楢原医師は、今月3日、麻酔科医として非常勤で訪れていた埼玉県行田市にある病院で、医療用の麻薬「フェンタニル」を含んだ液体6.6グラムを不正に所持していたとして、麻薬取締法違反の疑いが持たれています。

  • 警察によりますと、事件当日に行われた手術の際に楢原医師がみずからの腕に注射をするのを見たと、看護師が話しているということです。
    この手術のあと、病院から医師の様子がおかしいと連絡が入り、警察官が駆けつけたところ、楢原医師がふらふらした状態だったということで、バッグからはフェンタニルを含む液体を入れた注射器が見つかったということです。


麻酔薬不法所持の医師を逮捕 手術中にも使用か 埼玉県警

http://www.sankei.com/affairs/news/170220/afr1702200021-n1.html

 県警によると、楢原容疑者は医師紹介会社から紹介を受けて麻酔医として手術に立ち会った。同署員が駆けつけた際、楢原容疑者は意識がもうろうとした状態だった。「ストレス解消のためにやった」と供述しており、県警は同法違反(使用)の疑いでも捜査している。


フェンタニル

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%83%AB
  • フェンタニル (Fentanyl) とは、主に麻酔や鎮痛、疼痛緩和の目的で利用される合成オピオイドである。1996年のWHO方式がん疼痛治療法の3段階中の3段階目で用いられる強オピオイドである。

  • フェンタニルの効果はモルヒネの100–200倍と言われ、モルヒネをはじめとするその他のオピオイド性鎮痛薬と同様、循環器系にあまり影響はないが、呼吸抑制は強く、臨床使用量でも多くの場合、呼吸補助を必要とする。大量投与でない限り、意識レベルには影響しない。使用後に吐き気を訴えることがある。

  • フェンタニルの注射剤は麻酔、鎮痛に使われる。

  • 乱用薬物としても流通していて、通称はチャイナホワイト。その効果から「合成ヘロイン」「ヘロインのデザイナードラッグ」とも評される。同量でヘロインより50倍の効果があることから、流通しているヘロインに混ぜ物として混入しているとも言われる。


フェンタニルを含むオピオイド系鎮痛剤の乱用は今アメリカを中心に大問題になっているようで、中毒性も強いといいます。

産経新聞によると、楢原容疑者は「過去に20回くらい抜き取った」と供述しているということで、すでに常習になっていたと思われます。

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