10年以上放置した銀行預金を政府が活用する「休眠預金法」が成立

これ、ちょっとセンセーショナルに煽ってるところもあるんで注意しておくべきなんですが、もともと銀行預金は商法で5年、民法で10年で、お金を引き出す権利が消滅するといわれています。

ただ、これまでは実際にはその期間では消滅せず、引き落としが可能だといわれていたのが、この法案が成立することで、政府が活用することになる、ということになるようです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161202-00000077-jij-pol

金融機関の口座で10年以上放置されている「休眠預金」を民間公益活動の財源として利用できるようにする議員立法の法律が、2日の参院本会議で与党などの賛成多数で可決・成立した。

「忘れ去られたお金」のうち、毎年500億~600億円が子どもの貧困対策や若者支援、福祉、地域活性化などに活用されることになる。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8823910.html

休眠預金の活用は、当初は全国銀行協会など7団体から反対意見がでていましたが、後に「国民的な理解を得る、立法措置がとられる、新しく発生する休眠預金に限る、の3点が守られれば、協力はする」と態度が変わっています。

これを受けて民主党政権では、2013年に法整備を行い、2014年度から検討を進めるとしていましたが、自民党へ政権が変わったため、この案は一度は途切れた状態になっています。

ただ、安倍政権も、休眠口座の活用には乗り気のようです。2013年3月菅義偉官房長官も、休眠口座を公共のために活用することは極めて重要だと答弁しています。今後議論になるのは、どのような事業に休眠口座の資金が使うべきかという基本方針や、資金が適正に使用されているかをチェックする体制づくりだと言われています。

http://定期預金金利比較ランキング.com/kihon/kihon58.html

忘れられていようがいまいが預金=銀行に預けたお金であり、銀行にあげてしまったお金ではありません。となると何年経とうが預金者が要請すれば満額返してもらえるというのが常識な気がしますが、ではなぜこの預金の取り扱いが一見無関係そうな成長戦略の中で議論されているかと言うと・・・実は普通預金というのは放置してしまうと最終的に銀行のものになってしまうからですね。

ある意味、預金者からすれば恐ろしい事態と言えますが、では一体どれくらい放置すれば銀行のものになってしまうかと言うと商法と民法とで以下のように規定されているようですね。

・商法 : 5年
・民法 : 10年

何と商法ではわずか5年放置しただけで銀行のものになってしまうということですから驚きです。「金利も低いししばらく普通預金で様子を見よう」という方は知らずに5年間放置しないように十分お気を付けいただければと思います。

これぞ埋蔵金ですね。

しかしまあ、年金カットや、高齢者の保険問題、さらにこういった銀行預金の活用など、「成長戦略」といいながら、実際にやっていることは、厄介者(高齢者)の切り捨てと貯金の切り崩しで、成長どころか維持も危ういといった感じです。

思い当たるところのある方は、ともかく今のうちに通帳にお金を預けるなり引き落とすなりして、休眠期間をリセットしましょう。

本当に、この数日ですべてをどさくさに紛れてやってくれましたね。

あくどいこと考える人間は、本当に思いもかけないところから人の金を抜き取ろうとしますよね。

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